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四国遍路

 弘法大師・空海が修行した四国の地を巡礼することを四国遍路と言います。特に、八十八ヶ所霊場を巡ることを指しますが、寺と寺の間で経験する出会いも含めて、すべてが四国遍路になります。

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弘法大師・空海

 774年、現在の香川県善通寺にあった地方豪族の佐伯家に出生。幼名は真魚まお。官僚になるために京の大学に入学するが大学を辞め、四国に戻り修行を始める。高知県の室戸岬にある御厨人窟みくろどで悟りを開いたと言われ、そこからは空と海だけが見える場所だったため、空海と名乗ったと伝わっている。
 804年に遣唐使の留学僧として唐に渡り、恵果和尚より密教を学ぶ。日本に帰国してからは真言密教を確立して高野山を開く。
 835年に入定した(即身仏となった)とされ、高野山では「今も空海は生き続けている」と学ぶ。「弘法大師」という呼び名は、921年に天皇から贈られた。

 ことわざの「弘法も筆の誤り」「弘法筆を選ばず」の弘法とは、弘法大師・空海のこと。
 四国では「お大師さま」「お大師さん」と呼ばれることもある。


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